英検3級英文法|受動態の基本と「する・される」の見分け方を解説
能動態と受動態が混ざった選択肢に騙されていませんか?主語が「人間」か「物」かを見極めるだけで、正解率は激変します。英検3級頻出の受動態問題をロジカルに解く視点を紹介。
能動態と受動態が混ざった選択肢に騙されていませんか?主語が「人間」か「物」かを見極めるだけで、正解率は激変します。英検3級頻出の受動態問題をロジカルに解く視点を紹介。
英検3級の文法問題で、多くの受験生が「なんとなく」で選んで失点してしまうのが 受動態(be動詞 + 過去分詞) です。 「書き換え問題はできるのに、4択になると迷う……」 その原因は、選択肢の中に「普通の文(能動態)」と「受け身の文(受動態)」が絶妙に混ざっているからです。
しかし、英語のルールは常にロジカルです。受動態の問題は、意味を考える前に 「主語」と「動詞」の力関係 を確認するだけで、4つの選択肢のうち3つが「物理的にあり得ない形」として浮かび上がってきます。今回は、一瞬で正解をあぶり出す 「主語判定術」 を伝授します。
私たちが受動態でミスをする最大の理由は、日本語の「〜した」という便利な言葉にあります。 例えば This bridge built... という文を見たとき、頭の中で勝手に「この橋は(誰かが)建てた……んだな」と、都合よく補完して訳してしまうのです。
しかし、英語は「誰が・何を・どうする」という責任の所在がハッキリした言語です。 受動態を攻略するには、主語を擬人化して 「こいつに意志はあるか?」 と問いかける必要があります。
主語が 「物」 の場合、その物は自分の足で歩くことも、自分の手で文字を書くこともできません。それなのに選択肢に「普通の動詞」が入っていたら、それは文法的に成立しない 「ホラー文」 なのです。
具体的な例を挙げてみましょう。主語が "The letter"(その手紙) だったとします。 手紙に心はありますか? ありませんね。手紙は自分からポストに飛び込むことも、自分でペンを握ることも不可能です。
このように、主語が「物」であれば、選択肢の中で be動詞 + 過去分詞 の形になっていないものは、すべて見た瞬間に「切断」して良いのです。
では、実際のテスト形式で、思考のプロセスを体験してみましょう。
This stadium ( ) ten years ago.
① built ② builds ③ was built ④ was building
ここで「このスタジアムは10年前に……」と日本語でこねくり回すのは時間のムダです。プロの視線はこう動きます。
主語は "This stadium"(このスタジアム) です。「物」であり、意志はありません。この瞬間、「スタジアムが自分で何かをする」という選択肢はすべて全滅 させます。
残ったのはこれだけです。「建てられました」という日本語訳は、この作業の結果として付いてくるものに過ぎません。
教科書ではよく be + 過去分詞 + by 〜 と習いますが、英検ではあえて by(〜によって)を隠してくることが多々あります。
「byがないから、受動態じゃないかも……」と不安になる必要はありません。 by を探すのではなく、常に「主語と動詞の相性」を見てください。 たとえ by my father が書いてなくても、The car was washed. となっていれば、車は勝手には洗われません。
「物が主語なら受動態」というルールは、by があろうとなかろうと、英語という言語の絶対的なルールなのです。
今回のトレーニングで、脳に定着させてほしい本質は以下の3つです。
was building のような進行形は、主語がそのアクションを「やっている」状態を指します。「物」が主語の時は、真っ先にバツを付けるべき選択肢です。受動態の問題は、一種の「論理クイズ」です。 「誰がそのアクションを起こしているのか?」を意識するだけで、英検3級の文法問題は驚くほどシンプルになります。
Googleの検索結果に広告が出てこないのが不自然なのと同じように、意志のない「物」が主語なのに普通の動詞が並んでいるのは、英語として明らかに「エラー」なのです。 この感覚が身につけば、あなたはもう受動態を「暗記」する必要はありません。形だけで正解を射抜く快感を、ぜひ次の模試で味わってください。
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