英検3級英文法|形容詞と副詞の違いをわかりやすく解説
fastとfastly(※実は存在しない単語ですが)や、beautifulとbeautifullyの違いで迷っていませんか?説明する相手が「名詞」なのか「それ以外」なのか。この一点を見るだけで形容詞と副詞を完璧に使い分ける切断術を解説。
fastとfastly(※実は存在しない単語ですが)や、beautifulとbeautifullyの違いで迷っていませんか?説明する相手が「名詞」なのか「それ以外」なのか。この一点を見るだけで形容詞と副詞を完璧に使い分ける切断術を解説。
英検3級の語彙・文法問題で、地味に受験生を悩ませるのが beautiful と beautifully のような「そっくりさん」の2択です。
「『彼女は美しく歌う』だから……beautifulでいいのかな? それともlyをつけるんだっけ?」 このように「なんとなく」の響きで選んでいると、試験作成者が用意した巧妙なひっかけに足元をすくわれます。
実は、この2択を攻略する鍵はカッコの中にはありません。カッコの外側にいる「説明したい相手」を特定するだけで、正解は自動的に決まります。今回は、lyの有無を1秒で判断する 「ターゲット判別術」 を伝授します。
形容詞と副詞の違いを理解するには、それぞれの「守備範囲」を知ることが一番の近道です。
a beautiful flower(美しい花)のように名詞の前に置かれるか、 The flower is beautiful.(その花は美しい)のようにbe動詞の後ろに置かれます。She sings beautifully.(彼女は美しく歌う)のように、動作の様子を説明するのが得意技です。カッコを埋める前に、その言葉が 「誰のことを説明しようとしているのか」 を探してください。
形容詞が正解。lyがついた副詞は、名詞を説明できないので 即切り です。
副詞(-ly)が正解。形容詞は、動きを説明する場所には座れないので 即切り です。
では、実際のテスト形式で、この判別術がいかに強力かを確認してみましょう。
Ken speaks English very ( ).
① fluent ② fluently ③ fluents
プロの視線は、文全体を見て「誰が誰を説明しているか」を捉えます。
このカッコに入る言葉は、何について詳しく言おうとしていますか? 「ケン」が流暢(りゅうちょう)なのではなく、ケンの 「話す(speaks)」 というアクションが流暢なのです。
speaks は「動詞(動き)」です。 「動き」を説明できるのは、名詞以外をサポートする 副詞(-ly形) の役割でしたね。
結果、正解は ② です。 「流暢に、流暢な……」と訳で迷う前に、 「動詞を説明するから ly が必要!」 と判断する。これがプロの解き方です。
一つだけ、中学生がよく間違えるパターンがあります。
Ken is ( fluent / fluently ) in English.この場合、カッコは動詞を説明しているのではなく、 主語である「Ken(名詞)」 の状態を説明しています。 is(be動詞)は、「=(イコール)」の役割をする記号です。つまり「Ken = fluent」という関係を作るため、ここでは 形容詞の fluent が正解になります。
「一般動詞(動き)なら ly」「be動詞(状態)なら lyなし」。この基準を持っておくだけで、正解率は100%に跳ね上がります。
今回のトレーニングを通じて、脳に定着させてほしい本質は以下の3つです。
「何がどうなのか」を考えましょう。 説明したい相手がモノや人(名詞)なら形容詞。 動作(動詞)なら副詞。
このシンプルな仕分けルールを徹底するだけで、もう beautiful と beautifully で迷うことはありません。英語の文法は、常に「どの単語がどの単語を助けているか」というチームワークで成り立っています。
さあ、次は実際に文の中の「愛の矢印」を見極めて、不自然なlyを次々と切り捨てる快感を体験してください。
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